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色別・月別の花図鑑です
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コクリオダ・ロセア

コクリオダ・ロセアはラン科コクリオダ属の多年草である。
コクリオダ属はオドントグロッスム属(Odontoglossum)に近い仲間である。
本種はペルー、エクアドルに分布し、アンデス山地に生える着生種である。
草丈30~40センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い桃色の花をたくさんつける。
花径は4センチくらいある。
属名の Cochlioda はギリシャ語の「cochlos(貝)」からきている。貝殻のような唇弁の形から名づけられた。
種小名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Cochlioda rosea


★面白い花の形に笑み漏れる
 アンデスの地に思い馳せつつ


コクリオダ・ロセア

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福寿草(フクジュソウ)

福寿草(フクジュソウ)はキンポウゲ科フクジュソウ属の多年草である。
フクジュソウ属は北半球に20種くらいある。
福寿草(フクジュソウ)は日本固有種である。
北海道から本州にかけて分布し、林の中や林の縁に生える。
また、栽培をされる。
正月用の花は促成栽培をされたもので、元日草(ガンジツソウ)とも呼ばれる。
旧暦の正月に開花することからつけられた名である。
乱獲によって自然のものは個体数を減らしている。
環境省のレッドデータブックで、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されていたこともある。
草丈は15~30センチくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で細く裂け、互い違いに生える(互生)。
人参(ニンジン)の葉に似ている。
野生のものの開花時期は2~4月である。
下部に茎を包んでいた大きな鱗片(葉の変形したもの)が残り、その脇から花茎を伸ばす。
1つの花茎に1~4輪の花をつける。
花の色は鮮やかな黄色である。
花径は3~4センチあり、花びら(花弁)は20~30枚ある。
萼片は開花時期には花弁よりも長い。
成長した花では花弁と同じくらいの長さで、紫色を帯びる。
雄しべと雌しべはたくさんある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
四国と九州には四国福寿草(シコクフクジュソウ)が分布する。
俳句の季語は新年である。
属名の Adonis はギリシャ神話に出てくる青年の名からきている。ヨーロッパ産の赤い花を血にたとえたものである。
種小名の ramosa は「枝分かれした」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Adonis ramosa


★緑葉にくるまれて咲く福寿草
 春の歓び歌うが如く
☆こんもりと茂る葉中の福寿草
 弾む心は花を見つけて


福寿草(フクジュソウ)

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枇杷(ビワ)

枇杷(ビワ)はバラ科ビワ属の常緑高木である。
原産地は中国の南西部である。
日本へは奈良時代には持ち込まれていた。
また、西日本には野生種がある。
樹高は10メートルほどにもなる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚くて硬く、縁は波打つ。
開花時期は11~12月である。
枝先に地味な白い小さな5弁花をたくさんつける。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)には毛が生えている。
数少ない冬の花として、茶花に使われることもある。
濃い黄色の果実は3~4センチの卵球形で、6月ころ熟する。
果実は食用となり、種子と葉は薬用となる。
俳句では「枇杷」が夏の季語、「枇杷の花」が冬の季語である。
写真は12月に新宿御苑で撮った。
実の写真は6月に三郷市で撮った。
学名:Eriobotrya japonica


★見上げれば枇杷の花揺れ風走る
 師走の空は冷気みなぎり
★ほっこりと結ぶ枇杷の実眺めつつ
 早く熟せと声掛けてみる


枇杷(ビワ)

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メガスケパスマ・エリトロクラミス

メガスケパスマ・エリトロクラミスはキツネノマゴ科メガスケパスマ属の常緑低木である。
原産地はベネズエラである。
コスタリカからニカラグアにかけて分布する。
メガスケパスマ属(Megaskepasma)は1属1種である。
樹高は2~4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、艶がある。
開花時期は11~2月である。
長さ20センチ以上の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、桃色の花をつける。
苞は紅色をしており、長く残る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Megaskepasma はギリシャ語の「megas(大きい)+skepasma(覆い)」からきている。
種小名の erythrochlamys は「赤い苞の」という意味である。
写真は2月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Megaskepasma erythrochlamys


★いつだって残しておくよ赤い苞
 サービスなのとメガスケパスマ


メガスケパスマ・エリトロクラミス

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赤花眉刷毛万年青(アカバナマユハケオモト)

赤花眉刷毛万年青(アカバナマユハケオモト)はヒガンバナ科マユハケオモト属の常緑多年草である。
原産地は南アフリカである。
海岸近くの林の中や礫地に生える。
球根状の鱗茎があり、草丈は20センチくらいである。
葉は肉厚で、濃い緑色をしている。
自生地での開花時期は2~4月である。
葉の展開に先立って花茎を伸ばし、朱赤色の花をつける。
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
近縁種の眉刷毛万年青(マユハケオモト)は花の色が白い。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
別名を紅花眉刷毛万年青(ベニバナマユハケオモト)という。
学名のハエマンツス・コッキネウスでも流通している。
属名の Haemanthus はギリシャ語の「haima(血)+anthos(花)」からきている。
種小名の coccineus は「赤い」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Haemanthus coccineus


★ずっしりとつけた雄しべが個性的
 紅色の花引き立てながら


赤花眉刷毛万年青(アカバナマユハケオモト)

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バーケリア・スキンネリ

バーケリア・スキンネリはラン科バーケリア属の多年草である。
バーケリア属はエビデンドルム属に近い仲間である。
本種はメキシコ、グアテマラに分布する着生種である。
草丈は20~30センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は秋から冬である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチくらいの濃い桃色の花を数輪つける。
属名の Barkeria はイギリス人の収集家「バーカー(G. Barker)さん」の名からきている。
種小名の skinneri はラン収集家「スキナー(G. U. Skinner)さんの」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Barkeria skinneri


★鮮やかなピンクの花が目を奪う
 小さいけれど蘭の輝き


バーケリア・スキンネリ

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火焔木(カエンボク)

火焔木(カエンボク)はノウゼンカズラ科カエンボク属の常緑高木である。
原産地は北アフリカや東アフリカである。
日本では沖縄に植えられている。
繁殖力が強く、外来生物法では要注意外来生物にあげられている。
樹高は10~20メートルである。
幹は直立をする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は楕円形で先が尖る。
開花時期は3~8月である。
暖地では周年開花をする。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、チューリップに似た鮮やかな紅橙色の花を上向きに房状につける。
この花の様子を「火焔」に見立てたのが名の由来である。
英名はアフリカン・チューリップツリー(African tulip tree)である。
花の色には黄色いものもある。
花の後のできる実は長さが20センチくらいあるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spathodea はギリシャ語の「spathe(刀)+oida(似た)」からきている。肉穂花序に似た萼の形から名づけられた。
種小名の campanulata は「鐘形の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Spathodea campanulata


★温室の中は狭いと火焔木
 烈火のごとく怒り燃やして


火焔木(カエンボク)

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デンドロキルム・ジャビエレンセ

デンドロキルム・ジャビエレンセはラン科デンドロキルム属の常緑多年草である。
フィリピンに分布する着生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は線形である。
開花時期は冬である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの小さな花をたくさんつける。
花の色は赤や黄色である。
属名の Dendrochilum はギリシャ語の「dendron(樹)+ cheilos(唇弁)」からきている。
種小名の javierense はフィリピンの園芸家「ザビエル(Javier)さんの」という意味である。
学名:Dendrochilum javierense


★きらきらと赤い宝石散りばめて
 ジャビエレンセは微笑むように


デンドロキルム・ジャビエレンセ

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マスデバリア・ポリスティクタ

マスデバリア・ポリスティクタはラン科マスデバリア属の多年草である。
エクアドル、ペルーの標高1500~3000メートルに分布する地生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白くて紅紫色の斑が入る花をたくさんつける。
花径は5センチくらいである。
属名の Masdevallia はスペイン人の植物学者「マスデバル(J. Masdevall)さん」の名からきている。
種小名の polysticta は「斑点がたくさんある」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Masdevallia polysticta


★独特の花の形が目を奪う
 マスデバリアは個性豊かで


マスデバリア・ポリスティクタ

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オンシジウム・ヘテランツム

オンシジウム・ヘテランツムはラン科オンシジウム属の常緑多年草である。
属名の詠み方は「オンキディウム」とするものもある。
ベネズェラ、ペルー、ボリビア、コロンビア、ブラジルなどに分布し、標高200~2900メートルの熱帯雨林に生える着生種である。
草丈は70~120センチくらいある。
葉は楕円形である。
開花時期は冬から春である。
長い花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は2センチに満たない。
唇弁は黄色い。
花の色は黄色のものもある。
属名の Oncidium は、ギリシャ語の「onkidion(小さな突起)」からきている。小さな突起のある唇弁の形を表したものである。
種小名の heteranthum は「いろいろな花のある」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Oncidium heteranthum


★いろいろな変化の見える花らしい
 他の色にも出会ってみたい


オンシジウム・ヘテランツム

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